人工子宮は人間(ヒト)にも将来的に適用できるのか?

 

ハドソン
こんにちは、ハドソンです。

今回は人工子宮のお話です。

2017年、日本とオーストラリアの研究グループは「人工子宮」を用いて、ヒツジの早産の際に、生まれてくる子どもの生命維持を成功させたと発表がありました。

研究は現在さらに進展していますが、今後人間(ヒト)への適用は可能となるのでしょうか?

 

人工子宮ってどんなもの?

 

ワノエリ
まず、人口子宮ってどんなものなんでしょう?

 

ポイント

人工子宮

別名をEVE(ex-vivo uterine environment、生体外子宮環境)という。

枕カバーくらいのサイズの透明な袋で、中は人工羊水に満たされており、本物の子宮が模倣されている。

胎児の呼吸の為に、人工子宮は二酸化炭素を排出し、空気を取り込むことができる。

胎児が生きていくために必要な栄養分は定期的に投与しなければなりません。

 

ワノエリ
ということで、話だけ聞くと人間の子宮を完全に模倣した人工物であるといえます。

 

ハドソン
ちなみにヒツジを使って実験を行うのは、ヒツジの胎内での成長が人間のそれと似ているからだそうです。この人工子宮は、人間に適用可能なのでしょうか?

 

人工子宮は人間に適用可能か?

 

ワノエリ
結論からいえば、人間(ヒト)に適用できるにはまだ時間がかかるでしょう。というのも、この人工子宮はまだ課題が山積みです。

 

人工子宮の人間への適用 技術的問題

人間(ヒト)への適用はいまだ検討されていない。

それどころか現時点ではヒツジにおいても「早産の際の対応」に過ぎない。

これが恒常的に「胎児を人工子宮内で育む」ことを目標として研究を進行するのであれば、幾分かの時間を要するだろう。

 

人工子宮の人間への適用 倫理的問題

母親の体外で出産する、ということに対しての倫理的な判断はどうなるだろうか?

体外受精という概念はこれまでにも存在するが、体外受精の場合もあくまで胎児は胎内で育つ。

この先、受精も成長も、母親の体外で行われる流れになると、それこそ「それは人間なのか」という疑問も湧いてくる。

 

人工子宮の人間への適用 法律的問題

もちろん、法的な問題もある。

人工子宮が実用化されるとなると、高度管理医療機器に分類されるだろう。

厳しい承認申請を潜り抜ける必要があることは明白である。胎児への安全性の担保はどのように立証されるのであろうか。

 

最後に

 

ハドソン
忘れてはいけないことがもう一つ。

それは生まれてきた子供の気持ちです。その子は何を思い生きていくことになるのでしょうか。

 

ワノエリ

母親の胎内で育たなかったということが、どのように人生に影響を及ぼすのでしょうね…。

ヒツジと比べ知能が高い人間は、思い悩むということがありますから。

 


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